デュシャンとランチ二人前

昨日は横浜美術館で開催されていた「マルセル・デュシャンと20世紀美術 -芸術が裸になった、その後で−」を見に行った。

21日までの開催だったので滑り込みセーフ。

ボクがデュシャンの作品に初めて触れたのは、大学時代のことだったと思う。
もうなくなってしまった池袋のセゾン美術館で、レディ・メイドシリーズを見た覚えがある。

ニューヨークのMoMAでも何点か見たし、日本で行なわれた企画展でも何度か見ている。

見れば見るほど好きなる、数少ないアーティストの一人であるが、彼の絵画についてはあまり好きになれない。
鑑賞者との距離が開きすぎているようで、絵との対話があまりスムーズにいかない。
でも、(殊にレディ・メイド以降)芸術を否定してかかるのに、芸術活動を表現手段として選ばなければいけないという一種の滑稽さは、見ているうちについニヤニヤしてしまうばかりか、思わ笑い声が漏れてしまう。

しかし、その滑稽さを乗り越えた先で、何度見ても常にボクの内側に疑問を投げかけてくる。彼は、彼の作品によってぼくらの目を内側に向かわせるのだ。
行けて良かった。

常設展もナカナカ充実していて良かったけれど、美術館内部の導線がデタラメで魅力も半減。
立地も悪くないし、せっかくいい作品や企画展があるのにモッタイナイ。

デュシャンを見終わった後は、みなとみらいでちょっと遅めのオヒルゴハン
お腹がすいていたので、ランチを二人前食べる。さらにアラカルトで二皿追加。
友達と2人で行ったのだけれど、料理を運んでくる店員さんに「他の方は後でいらっしゃるのでしょうか?」としつこく聞かれる。
その後は、みなとみらいをブラブラ。
例によってジェラードを食べる。
ボクはレモン+イタリアンチェリー。友達はストロベリー+パンプキン。パンプキンが意外と美味しかった。

夕方、友達とバイバイしてから別の友達と待ち合わせ。
誕生日のお祝いをするという約束を果たせずにいたので、希望を汲んで銀座で焼肉を食べながら軽く飲む。
ボクはあまり焼肉屋さんに行かないのだけれど、たまには面白いかもしれない。
20:30頃電話があって、本日(21日)の9:00〜打ち合わせが確定。
よく考えてみれば、3連休の予定がそのうち2日間出社。

アイスを買って帰る。
ほろ酔い加減でアイスを食べながらF1観戦。
最高のシチュエーションだったのだけれど、タクマも欠場していたしB・A・Rもすぐにいなくなってしまうしで一瞬にして興味を喪失。
ダラダラしながら4:30頃就寝。