おくりびと
- 出版社/メーカー: セディックインターナショナル
- 発売日: 2009/03/18
- メディア: DVD
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納棺師とは、生と死の橋渡しをする職業なんだと思った。
死んでいる本人にとっては、どのような形で納棺されようとどのような形で葬られようと関係ない。
納棺の儀は生き残った人間たちが、死を受け入れるための手助けなのだ。
本木雅弘が演じる納棺師は真摯に遺体と向き合う。
それは死んでいる人の人生と真摯に向き合うことでもありながら、生き残った人たちの人生と向き合うことでもあるように思える。
この映画を見ていると、その真摯で愛情にあふれた美しい姿に引き込まれてしまう。
いつの間にか、劇中の遺族に自分の姿を探してしまう。
役者の魅力と情熱が感じられる映画だった。